株式会社シベスピ 従業員ブログ

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新しい物事・知識を生み出すための自論

こんにちは。日笠です。
今回は、新しい物事や知識が発掘されるタイミングというものがどういう時か、生み出すにはどう考えるべきかについて、自分が思っている理論について、書きます。
あくまで、自論ですので、ソースはありません(笑)。また、見方によってはかなり厨二病です。苦手な方はそっと閉じることをお勧めします。

物事・知識に対する自分の考え

まずは、物事・知識というものがどういったものかについて、自分の考えを紹介します。

物事・知識をグラフで定義する

物事・知識とは、折れ線グラフで例えることができると考え、グラフの横軸は分野、縦軸は知識量とします。「分野」とは何でもよいですが、例えば数学や物理といった学問、プログラミングやシステム設計といったエンジニア部門、人体や看護といった医学、コミュニケーションなどの生活能力など様々を表します。
隣の分野が何になるのかはいろいろな考え方があるでしょう。
数学の横に物理があったりもするかと思います。(数式で表している物理現象は「数学」という分野と「物理」の分野の間にあるイメージです。)
また、2次元で表していますが、3次元あると考えてください。

世界の物事・知識をグラフで表す

このように定義するとこの世界の既に発掘されているすべての物事・知識はこのグラフの黄色の部分で示します。

世界で発掘されている物事・知識

山が高い部分ほど、知識量があることを表します。グラフには表せていませんが、この世界にはまだ未開拓の知識(「0」の部分)はまだまだ存在するでしょう。

所属している社会(自社など)が利用している物事・知識をグラフの表す

このグラフ上で所属している社会が利用している物事や知識を表すと以下の緑色部分のようになります。

所属している社会が利用している物事・知識

黄色の部分を超えることはありませんが、世界でトップの技術力などを利用して、けん引している分野においては世界と同等の知識量があると考えられます。
また、こちらもグラフに表せていませんが、未開拓の部分も存在するでしょう。

自分自身が持っている物事・知識をグラフの表す

さて、これまでは世界や社会といった「考える」という行動がない部分をグラフに表しました。「考える」がないということは汎用性がなく実態のみの物事や知識ということになるため、グラフはカクカクしたものになります。(厳密にいうと世界も社会も人間が考え出している物事・知識なので、一概にカクカクになるとも言えませんが。。)

人間は「考える」行動ができる

しかしながら、人間(自分自身)は「考える」という行動ができるため、物事・知識の実態として持つだけでなく、周りの分野を補完する(実態の部分だけでなく、その周りの分野においても仮定の知識をもつ)ことができます。おそらくこれが「応用力」ということだと考えています。

例えば、Javaの開発にのみ携わっていて"実態としては"Javaの知識のみしか持っていないが、案件が変わってPHPの開発になったときに、わざわざPHPを0から勉強しなくても、なんとなくプログラムをみてどういった処理をしているか読むことができる。といった感じです。
つまり、人間(自分自身)の知識量は下記のグラフのように山なりで表すことができます。

人間(自分自身)の物事・知識

黄色部分を超えることはありませんが、所属している社会が利用している緑色部分を超えることはあるでしょう。
また、所属している社会が利用している部分でも自分自身は持っていない物事・知識もあるかと思います。(言い方が適切ではないかもしれませんが、「経理のことは経理部の社員は知識として持っているが、別部署の社員は知らない」といったことです。)

新しい物事・知識を生み出すには

さて。それでは新しい物事・知識を生み出すにはどうすればよいでしょうか。

所属している社会(自社など)に新しい物事・知識を生み出す

まずは、所属している社会(自社など)に新しい物事・知識をを生み出す方法は2つしかありません。
1つは自分自身がすでに持っていて、所属社会が利用していない物事・知識を提供するという方法です。下記の図で表すと赤丸の部分です。

新しい物事・知識の生み出し方01

もう1つは、所属社会が未開拓の領域について、自分自身が勉強し、生み出す方法です。
(図に未開拓の領域を表していないので、図での説明は省略させていただきます。)

世界に新しい物事・知識を生み出す

こちらは、人間の「考える」という行動に頼るしかありません。
生み出されるタイミングは3つあると考えています。
1つは、1点突破で1つの分野をさらに高次元へと昇華させる方法です。
ノーベル賞や論文などがこれにあたると考えています。

新しい物事・知識の生み出し方02


2つ目は、まだ未開拓の領域を偶然発見する方法です。
こちらは完全に運です。

最後に、複数の分野を組み合わせ、考え、間の分野に仮定の知識をもつ方法です。
世の中の大半がこれでしょうか。
例えば、画像処理技術と最新のAI(ニューラルネットワーク)技術を組み合わせ、交通事故防止システムを構築したり、競馬と人間とソシャゲを組み合わせてウマ娘というゲームができたり。。

新しい物事・知識の生み出し方03

何をしていくべきか

これまで記載した内容は残念ながらイメージであり、実際に「自分の知識量は世界に匹敵している」や「所属社会より、自分自身の知識ははるかに劣っている」といったものは目に見えませんし、把握できません。しかしながら、こういったイメージを持っておけば、「この勉強すれば、新しいこと生み出せるかもしれない!」といったモチベーションにつながるのではないでしょうか。
結局のところ、パスカルを引用して「人間は考える葦である」ということで、頭を使っていくしかありません(笑)。また、考えたことを言語化し、所属社会や世界に発信していかなくては、実態として生み出されません。
私はこれからも考え続けていきます!(打ち切り感)