株式会社シベスピ 従業員ブログ

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ラテラルシンキングについて

こんにちは、五十嵐です。

最近本で読んだ、ラテラルシンキングという考え方についてご紹介したいと思います。

ラテラルシンキングとは

ラテラルシンキングとは、問題を解決するために固定観念や既存の論理にとらわれず、「物事を多角的に考察する」「新しい発想を生み出す」ための思考法のことです。日本では水平思考と呼ばれているそうです。

思考法としてよく耳にするロジカルシンキングとは下記のように、ある意味正反対の考え方と言えると思います。

ロジカルシンキング:物事を結論、過程、根拠に分け、関連性をとらえて論理的に思考する。筋道を立てて考えながら、1つの結論へたどり着く。

ラテラルシンキング:既成概念にとらわれずに、自由な発想で多角的に新たなものを発想していく。

この2つの思考方法は、どちらが良い悪いということはなく、時と場合によって使い分けることが重要だと思います。

ラテラルシンキングを使うタイミング

ラテラルシンキングが活きてくるのは、1つの問題を解決するために案を提示する必要がある場合、複数の案を提示する時だと私は考えています。

完全に本の受け売りですが、ここで例題を出します。

13個のオレンジを3人の子供に平等に分けるにはどうすれば良いと考えますか?

もちろん、答えは1つではありません。例えば1つ余ってしまったオレンジを3等分する、同じ重さになるよう分配するなどの答えが思いつくと思います。

ですが、オレンジが物体として存在する必要があるとは述べられていません。であるならば、13個のオレンジを全て搾ってジュースにし、そのジュースを3等分するという答えも生まれてきます。

このように、オレンジが物体として存在するという固定概念にとらわれずに自由な発想で解決策を導くのがラテラルシンキングです。

ロジカルシンキングを使うタイミング

では、筋道を立てて考えながら1つの結論へたどり着くロジカルシンキングが生きてくるのはどんな時かというと、例えばエラーが発生した時の原因を調査する時だと私は考えています。

エラーの原因を調査する時は、エラーが出た時のログや周囲の状況・ソースコードなどから、エラーが起きた箇所からその原因までを根拠を持って順番に辿ると思います。その「根拠を持って順番に辿る」というのがロジカルシンキングにあたるのではないでしょうか?

最後に

私は何かを提案する時は、今の現状と実現したいことを直線で考えて「こうであるべきだ」という固定概念にとらわれた発想をしてしまいがちです。

もっとラテラルシンキングを意識して、物事を水平に、直線だけでなく曲線でも考えていけるようになりたいと思います。