すっかり夏ですね。
今年もそうめんの季節がやってきたな…と思っています。
さて、今回は、少し前の社内のスピーチでもお話した公開SNSの利用について書いていこうと思います。
SNSの利用としてはかなり基本的なお話なので、そんなの分かっていると思われる方ばかりかと思いますが、本当にできているかをいま一度振り返っていただくきっかけになればと思います。
その発言、大丈夫?
システム業界関連の発言を追っていると、上司や部下、チームメンバー、所属会社に対する愚痴なんかを目にすることが度々あります。
疲れて愚痴を言いたくなる気持ちもわからなくないですが、それを公開アカウントで全世界向けに発信するメリットはあるでしょうか?
メリットがあるというならそれもよいですが、もし何も考えずに送信しているならその発言、ちょっと待った方がいいかもしれません。
路上ライブの自覚、ありますか?
社内のセキュリティ講習でも毎度「公共の場で機密性の高い話はしない」というお話があります。
これは主に、飲み会の場や電車の中、エレベーターの中など「人の耳」がある場所をメインに想定されています。
しかし、SNS、特に公開アカウントでは飲み会よりももっと広く、もっと多くの「人の目」があります。
これは、路上ライブのようなものだなあと思います。
通りかかる大勢は、あなたの発信に興味がないかもしれませんが、何かのきっかけで興味のある人の目に留まると厄介な事件に発展する可能性がある、ということです。
システム業界での事例
システム業界で言えば、某銀行のソースコードの一部が流失していたという話題がありました。
比較的最近の話なので、記憶に残っている方も多いかもしれません。
これは、SNS上での口論が元で、口論の相手が発信者の身元を特定しようと発信者の過去の発言や情報を掘り返したことにより明るみに出た話のようです。
(これに関してはそもそも現場からソースコードを持ち出して公開の場にアップロードしていた、という話でもあるので少し極端な例かもしれませんが。。。)
「いつか」のあなたを守るために
仮に一つ一つは特に問題がないとみなされる情報だとしても、複数を繋げた時に問題が発生することがあります。
また、何らかのはずみでアカウントに興味を持つ誰かが現れた場合、個人情報や、(業務関連で言えば)関わっている案件の特定が可能となる可能性があることは、常に頭の片隅に置いておいたほうが良いでしょう。
個人や所属を特定されたり、過去の発言を掘り返されたりしても問題がない場合も多いかもしれません。
しかし、長く同じメディアを利用していて、個人情報や家の周囲の情報(写真等ですね)、会社の愚痴などを公の場に公開している場合は「今」問題にならなくても、「いつか」問題になる可能性があり、注意が必要です。
その情報は本当に公開する必要があるか、将来的に問題に発展する可能性がないか、いま一度考えてみてはいかがでしょうか。
最後に
以上を心掛けて、引き続き楽しいソーシャルメディアライフを送ってください。
ついでに、弊社のツイッターをフォローしてくれると大変嬉しいです!
それでは。