成長を妨げているのは自分自身?
突然ですが、皆さんは自分の成長を実感できていますか?
全然成長を感じられていないという方、もしかしたら、自分の成長やその実感を妨げているのは自分自身かもしれません。
悪い結果は気持ちが招く
物事に取り組むとき、どんな気持ちで臨んでいますか?
私は、「きっとできる!」という前向きな気持ちで取り組むようにしています。
これまで、「どうせできない」という後ろ向きな気持ちで取り掛かった仕事や課題はことごとく悪い結果になっているためです。
事前の準備においてできる限り取り除くように心がけています。
ですが、どんなに準備をしても残ってしまう不安や懸念はもちろんあります。
それでも、拭いきれない不安には目を瞑り、
「きっとできる!」と自分に言い聞かせて取り組みます。
そう取り組むようになってから、成功したときにはより強い達成感得られるようになりました。
失敗したときはその原因を考える余力を持てるようになったと感じています。
後ろ向きな気持ちで取り組んでいた頃は、失敗すると「やっぱり駄目だった」と思うばかりでした。
失敗の原因は何か、考えることもしませんでした。
かつての私のように、後ろ向きな気持ちを抱いてしまう人は結構多いようです。
その思考が行動を制約してしまい、十分に実力が発揮できない状態になっているかもしれません。
自分自身に期待する
「きっとできる!」と前向きな気持ちを持つことを【自己効力感】と言います。
【自己効力感】が高いと成果や結果を手に入れやすく、達成感を感じやすいです。
逆に、【自己効力感】が低いとあきらめやすく、何事にも積極的に取り組めなくなってしまいます。
【自己効力感】は、1970年代に心理学者のA.バンデューラが提唱した概念です。
A.バンデューラは自己効力感の意味を
「ある特定の成果を生み出すために必要な一連の行動を体系化し、
それを遂行する能力に対する信念」
と定義しています。
簡単に言うと、【自己効力感】とは
「未来の自分を信頼し、期待すること」だと、私は考えています。
他の誰でもない、自分自身に対する信頼と期待です。
では、どうしたら【自己効力感】を高めることができるのでしょうか?
A.バンデューラは、以下の4つの要素により
【自己効力感】を高めることができるとしています。
1. 達成経験[自分自身が何かを達成・成功した経験]
2. 代理経験[他者が達成・成功した経験の観察]
3. 言語的説得[他者からの言語的な励まし]
4. 生理的情緒的高揚[生理的、情緒的な高揚]
この4つの要因の中で、達成経験が最も【自己効力感】を高めるそうです。
できることに意識を向けてみる
【自己効力感】を高めるには達成経験を得ることが重要です。
達成する対象が大きければ大きいだけ、強い達成経験を得ることができます。
ですが...大きなことを達成するのは難しいですよね。
新しく大きな達成経験を得ることができないのであれば、今の自分ができることに意識を向けてみてはどうでしょうか?
例えば...
・昨日より早く起きることができた!
・指定時間内で作業が完了できた!
・ミーティングで発言できた!
などなど。
ごくごく小さなもので構いません。
見つけたら、「さすが!」と自分を褒めてあげてください。
小さな達成経験をたくさん重ねることが大事です。
そうすることで、【自己効力感】を少しずつ高めていくことができます。
【自己効力感】が高まると、同じ経験でも達成感を感じやすくなります。
達成感を感じるということは、更に【自己効力感】が高まるということです!
「きっとできる!」と思い込む
私は「きっとできる!」と自分自身に言い聞かせて物事に取り組んでいます。
私にとってこれは、魔法の呪文やおまじないと同じもの。
そこに絶対的な根拠はありません。
自分にはできる気がするという【ポジティブな思い込み】に他なりません。
でも、この考え方と姿勢で物事に取り組むようになってから、たくさんのことに挑戦できるようになりました。
挑戦の数が増えたぶん、たくさんの経験を得られるということです。
その経験が次の挑戦に対する自信につながっていくと私は考えています。
みなさんも、
「きっとできる!」という気持ちで目の前の課題に取り組んでみてください!