株式会社シベスピ 従業員ブログ

シベスピの社員ブログ。技術・想い・経験沢山書いていきます!

おススメの曲ランキング

お疲れ様です。

健康診断で視力と引き換えに身長が伸びていた岡崎(あ)です。

それはさておき、
別社員さんのブログに書いてあった、
Spotifyユーザーになったのは私です。
まんまと嵌められてしまいました。

という訳で、今回は音楽繋がりでおススメしたい楽曲について紹介していきます。

楽曲と言っても年代・ジャンル・アーティスト等々種類は多岐に渡ります。
そこで今回は
『2021年~2022年発表』

日本語ラップ
の楽曲をランキング形式で紹介したいと思います。
数あるジャンルの中でも群を抜いて需要がなさそうですが気にしない、気にしない。

10~3位

10位 good luck /RSZ(qumo)

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インターネット上で活動していたネットラッパーNOIZEが、地元の友人にラップをさせたのがきっかけで組まれたクルー、RSZ
後にqumoとクルー名を変え、更に今楽曲の名義はNOIZEという大変ややこしい一曲となっていますがそんなことはどうでも良いです。

NOIZE以外はほぼラップ初心者であるにもかかわらず、「初々しさ」を「味」に昇華させた個性的なラップは見ものです。
ゆったりとしたビートに合わせて、アラサー男性達の人生の悲喜こもごもが心地よく耳になだれ込みます。

9位 One(feat.tofubeats) /STUTS

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多分「水星feat.オノマトペ大臣」とかで有名なtofubeatsと、
去年のドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」の主題歌で松たか子らに楽曲提供したSTUTSでコンビを組んだ一曲です。
ビートのイントロから弦楽器一本という、独特かつパンチのある導入から、
「音楽」という一本の軸を通した生き方への美学が綴られます。
音楽性の高い二人が組んだだけはある、トラックの完成度を含めてラップという一歌唱法の枠を飛び出た傑作だと思います。個人的に。

8位 WORKMAN/写楽

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MCバトル界隈ではある程度の知名度がある写楽ですが、
本人のフリースタイル同様、楽曲も非常にフリーキーでラフな仕上がりになっています。
自らの仕事について触れながら日常をspitする一曲ですが、とにかく耳触りが良い。
Hook(サビ)の『溶接する毎日』を繰り返すだけの部分なんて、ただ繰り返しているだけなのに自然と首が振れてしまうんです。
1分半程度の短い曲ですが、満足度が半端なく高い一曲になっています。

7位 STILL火の国SKILL feat.からし蓮根/餓鬼レンジャー

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日本語ラップ界隈では不動の人気と知名度を有している餓鬼レンジャーですが、
過去の名曲『火の国SKILL』を同じ熊本県出身の芸人であるからし蓮根を客員に加え、リバイバルしたのがこの曲。
からし蓮根の杉本青空はラップ経験があり、AbemaTVの『フリースタイルティーチャー』で芸人だけで組まれたMCバトルのトーナメントで優勝経験もあります。
ですが、この曲の魅力はそんな杉本青空のラップの出来栄えが気になるリスナーを置いてきぼりにする餓鬼レンジャーのスキルにあります。
軽快なビート上をテクニカルにフローで駆け回り、ユーモアと押韻を両立させる餓鬼レンジャーの魅力が十二分に詰め込まれた一曲になっています。
もちろん、杉本青空のスキルとMVでの伊織の弾けっぷりも必見です。

6位 At Atelier/FAKE TYPE.

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つい先日メジャーデビューも決定し、今ノリにノッているFAKE TYPE.の曲です。
サブカル方面とカートゥーン方面で支持を集めるFAKE TYPE.ですが、
今作も例に漏れず、MV含めて彼らにしか出せない色を存分に詰め込まれています。
日本語ラップでは前例を見ないほどのメロディアスでとめどないフローと、
管弦楽器をふんだんに問い入れたサウンドとの相性は抜群。
MVの世界観込みで一曲の「物語」を楽しめる作品です。
HIPHOPは苦手だけどFAKE TYPE.は好き、という人もいるので、
ラップがあまり好きでない人にも聴いてほしい一曲です。

5位 店閉まるの早い/webkuso

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インターネットで突如産声を上げた奇才、webnokusoyaro。
彼がwebkusoに改名してから初めて発表されたEPの収録曲です。
以前K村さんにwebkusoを勧めた時は
「喋ってるだけじゃないですかw」
と言われてしまいました(血涙)が、それこそがwebkusoの魅力なんです。
一見喋っているだけかもしれませんが、ビートアプローチは実は多彩で、
気付いたら全部聴いてしまう、不思議な魅力を持っています(ただし人を選びます)。
リリックの内容は理想論以上、社会風刺以下な一人の人間としての等身大の感情、不満をコミカルにぶちまけるスタイル。
本人がラッパーではなく「ラップしてる人」を自称してるだけあり、その感性は誰よりも私たちの日常に寄り添ってくれます。
この曲に関してはコロナ渦で居酒屋の店が閉まるのが早い不満を、誰も傷つけないスタンスで皮肉っていく痛快な一曲となっています。
まぁ、本当に人を選びますが、個人的には一番聴いてほしい一曲です。

4位 Mou Vah/SKRYU

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MCバトルで近年知名度を上げ、楽曲制作にも力を入れているSKRYUの渾身の傑作です。
地元で銀行員をしていたものの、夢を追う為に仕事を辞め、上京してきた彼にしか出せないバイヴスを感じることができます。

このままでも酒も美味いし
ジョブの片手間に歌でも歌ったら?
(No no no...)
そりゃ大問題 この身を削ってでも
揺らしたい場所があんだ
二度も言わすな
This is my life ah yeah

このように、リリックから彼の葛藤や情熱を如実に感じ取ることができます。
その上、彼は歌心が本当にそこらのラッパーとは桁違いで、
裏声をうまく取り入れたラップは唯一無二と言えるでしょう。
ある種変態チックにも聴こえる歌い方が逆に癖になる、
玄人向きだけど誰の心にも入り込む、そんな彼の人間性如実に表現した作品です。

3位 Life Goes On(あんじょうやっとります) feat.OMSB/PUNPEE

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加山雄三との「お嫁においで」や、「水曜日のダウンタウン」メインテーマ等、
多方面に渡って活躍しているPUNPEE
普通の日本語ラップHIPHOPとは一線を画した、
確固たる彼のスキルと世界観がコンパクトながらも如実に組み込まれたのがこの曲。
メロディー、フロー、リリシズム全てがオンリーワンで、
気付いた時にはPUNPEEワールドに取り込まれています。
客演に武骨なOMSBを招いたことで、緩急と全体のバランスが仕上げられたこの作品は、
一見ラフな一曲に見えますが、とてつもない完成度を秘めています。
これを読んでいる方も、一度はこの曲を通して
PUNPEEという一ジャンル」に触れてみてはいかがでしょうか。

2位 oops, ketchup and mustard...!!/空音

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HipHopとR&BとPOPSを縦横無尽に駆け回るジャンルレスなラッパー、
空音の完成度ここに極まれり、と個人的に思っている本作。

こんなにもラップの枠を飛び出ながら、ラップであることを肌身に感じさせる曲はないと思っています。

21歳が書いているとは思えないほど詩的で、情景描写に長け、
聴く者に否が応でもストーリーを想起させてくる表現力は必聴。

MVの色使いも含め、オシャレという表現では足りないくらいにオシャレな、ヘビロテ必至の一曲です。

1位 Cold Fish/Itaq

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2020のラップスタア誕生にて、
ファイナリストに残ったことでその存在感を世間に知らしめたItaqの2ndアルバム収録曲です。
Itaqの特徴は何といっても宗教二世であることをバックボーンとした唯一無二の価値観と、
彼の膨大な思考・感情の足跡を表現しきるリリシズム、そしてそれを屋台骨として支える
強靭な滑舌です。
それらを余すことなく表現しきり、個人的に日本語ラップのステージを2段階くらい押し上げたんじゃないかと思うほどにハイレベルな作品となっています。
「神に選ばれた子」を自称するに堪えうる程の磨かれ続け、先鋭化された価値観と、
それを100%の純度で私たちの鼓膜に叩きつける愚直で神聖なItaqのスタンス、その生き様すらも感じ取れる一曲だと思います。

まとめ

と、言った感じで五月雨におススメ曲を紹介していきましたが、いかがでしたか?
メジャーどころが少ないランキングになってしまいましたが、どれも聴きごたえのある曲ばかりだと勝手に思っていますので、
時間があるときにぜひ聴いていただけると嬉しいです。
個人的におススメしたい曲は山のようにあるので、個人的に聞いてくれたらいくらでもお答えします。
逆に皆さんのおススメの曲も教えていただけると嬉しいです!

おわり。