株式会社シベスピ 従業員ブログ

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部長の小言②

小言の第二段です。今回は今月の夕会でもお話した考えることの重要性について書こうと思います。
いくら考えがすばらしくても行動に移さなければ何も意味はなさないため、もちろん行動することはとても大切ですが、考えて行動する事の重要性で、心に刺さった言葉を紹介したいと思います。

一つ目はマザー・テレサの言葉の「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」です。
運命を決める根っこにあるものは思考であり、運命を決定付ける第一歩は思考ですって事ですね、これは人生の経験で非常に納得のできる言葉でした。逆に考えると、あまり考えないと言葉は軽率になり、行動も軽率になり、もちろん訪れる結果もあまりよくないように思います。
また、経験として実感できたのは常駐先の現場拡大でした。我々の仕事の特性上お客様先にて常駐作業をする事がとても多く、取引先の拡大はミッションとして、会社から与えられていました。そこで、どうすれば拡大できるか常に考えていました。そうするとお客様と話をする時は拡大を意識した会話になり、同じ作業でも拡大を意識した行動になり、また周りで聞こえている会話も拡大に繋がりそうであれば自然と聞き耳を立てる等、何気ない日常も拡大する事に対して意識が習慣化されており、その結果拡大に繋がった経験がその言葉を実感できる体験でした。

二つ目は、結果的に同じ様な事を言っていると思いますが、前の会社でよく言われていた言葉の「何も準備(考えて、行動)していなく、良い結果が出たとしても、それはたまたま運がよかっただけ」です。
特に何も考えていなくても、運がよければよい結果が出ることもしばしばあります。しかし、それはたまたま運が良かっただけで、良い結果が出たとしても、何も考えなかった事に対する自分の戒めにしています。やはりこの言葉も何も考えなければそれなりの結果しかないよということですね。

また、気をつけれなればならないのは思考の深さだと考えています。部下に対して「考えてるの?」と聞くと皆さん結構ムッとします。それもそのはずで、人間は思考を止めることができず常に考えているため、言葉では「考えていませんでした!!」と答えても、心の中では「考えとるは!!」と思っている事が多く、私自身も経験のある話です。
(ネットで調べたのですが人間の思考の80%は妄想であり、有効で現実的な思考は20%に過ぎないようです。)

では何が深さに繋がるかというと、この話の方法論の詳細は長くなるので別の機会に書こうと思いますが、例えば創造の幅を広げる(検討事項をシミュレーションしてみる)とか具体性を持たせるとか、複数パターンを考えるとか、そういったところではないでしょうか。また思考の深さがアウトプットとして差が出るのは「考えてるの?」に対し返答し、返答に対して「それは何でなの?」といった突っ込みに返答し、さらにその返答に対して突っ込みがきて、というやりとりをどれだけ多くやりとりができるかに現れてきます。よくあるパターンが「考えてるの?」「考えています。これこれこうです。」「それは何でなの?」「・・・なんででしょうかね」これは考えてるとは言い難いです。なので、今後は取り敢えず2回くらい突込みがきても、回答できるくらいまで考えましょう。