株式会社シベスピ 従業員ブログ

シベスピの社員ブログ。技術・想い・経験沢山書いていきます!

祝Youtubeデビュー 動画の作り方講座

会社を良くする会、広報チームです。
広報チームではこのブログの管理やTwitterInstagramの運用を実施しているのですが、この度Youtubeも始めました!(ぱちぱち
今回は動画を作った背景と、作り方を簡単に紹介したいと思います。

そうだ動画を作ろう!

広報チーム内でYoutubeの話があがったのは、去年のことでした。
学生の将来なりたい職業ランキングにYoutuberがあがり、大手広告代理店が動画広告に力を入れ始めるなど、インターネットメディアにおいてYoutubeは無視できない存在となりました。
そうとなれば

勿論やりましょう!

そうだ会社を良くする会の紹介動画なんていいんじゃないか?

よし、動画をとろう!

こうして、広報チームでは各自で会社を良くする会の動画を撮影することになりました。

動画をとったはいいけど。。

私はサーバー作ろう会で実施された勉強会の様子を撮影しました。
カメラの使い方から分からず、てんやわんやしながらも動画は撮れ、よし編集だ!となったときに事件は起こりました。

あれ、なにを伝えたいんだっけ。これ撮ったはいいけどどうしよう。

そうなんです。少し考えれば分かることではあったと思うのですが、ただ動画を撮ると積みます。
私はサーバー作ろう会の紹介をしたかったはずなのですが、勉強会動画からどう紹介すればいいのかなんてさっぱり思い浮かばず。
もう一度台本を作ってサーバー作ろう会のメンバーに話してもらう動画を撮る事も考えたのですが、
採用サイト用に20秒の動画を撮るだけでもテイク10ぐらいになったことを思い出し、うーんと悩んだ結果、

映像が撮れないのであれば、作ればいいじゃない。


という結論に至りました。

そうだ、動画を作ろう!

動画は下記の流れで作成しました。
①動画編集ソフトの初期設定
②構成を考える
③音源をピックアップする
④画像を作る
⑤動画編集をする

①動画編集ソフトの初期設定

動画編集ソフトはAviUtilを使用しました。
何故このソフトを使用したかというと、まず無料であることと、拡張機能が豊富であること。
そして何よりは初心者向けの詳しいサイトがあったからです。
こちらのサイトを見ながら設定し、動画編集をしました。
http://aviutl.info/intro/

②構成を考える

今回は下記の構成で作成しました。

①シベスピの動画であることが分かるOP
②動画のタイトル
③あいさつ
④会社を良くする会紹介
⑤サーバー作ろう会紹介
⑥締め

構成を考えた後、広報チームのメンバーである須田さんと編集を分担し、作業に入りました。
分担する上で決めたことといえば、動画サイズぐらいです。

③音源をピックアップする

本来であれば、コンテ等で詳細を決めてそれに合う音源を捜すというのが良いのかもしれませんが、動画作成初心者である私はまず動画のイメージを作るために音源サイトで色々な音を聴きました。

音源サイトは効果音とBGMにわけて検索し効果音はこちらのサイトのものを使用しました。
http://www.kurage-kosho.info/
https://soundeffect-lab.info/

BGMはこちらのサイトのものを使用しました。
BGMを探すときに注意しなければいけないのは、ループ音源かそうではないかです。
ループ音源とは繰り返し再生をしても途切れることがなく、曲として成り立つ音源のことです。
この時点では何分の動画になるかなんて分かっていないので、主にループ音源を捜しました。
http://pansound.com/panicpumpkin/

音源は聞いているだけでも楽しいですし、今思えば、画像をベースにして音源を捜したらそれはそれで大変だったなと思うので、先に音源固めるのも手段としてはありかと思います。

④画像を作る

映像が無いので、画像も作る必要があるわけですが、基本的には写真や絵の組み合わせなので、特出することはないです。
しいていえるとすれば、アニメーションとして使わないところは基本的に一枚絵にして、動画編集ソフトでの要素配置はしていません。
実際、今回作った画像数は6枚です。
①挨拶と締めの背景
②会社を良くする会紹介背景
③サーバー作ろう会背景
④サーバー作ろう会噴出し
⑤やたがらす噴出し
⑥サーバー作ろう会キャラクター

⑤動画編集をする

基本はタイムラインに要素を配置し、再生しながら確認していく作業となります。
今回私が編集ソフトで使った機能といえば文字を一文字ずつだすことと、動画にオブジェクトを配置し(今回はただ四角のオブジェクト)それをフェードイン・フェードアウトする機能ぐらいです。
アニメーション要素が必要なOPやタイトルは須田さんに丸投げしました。はい。

上記流れで作った動画がこちらになります。

突撃!会社を良くする会!【株式会社シベスピ】

最後に

このようにして動画を作りましたが、この動画がどのような効果を生むかの効果測定はこれからだと思っています。
また、今回はまず作り上げることと公開することを主軸において作りましたがまだまだブラッシュアップできると思います。
キティちゃんに負けないよう、頑張っていきたいと思います。
(いずれやたちゃんをCチューバーとしてデビューさせたい!)

以上、広報チームYoutubeデビューしたよという宣伝でした。

【サーバーつくろう会】これまでの活動!

こんにちは!サーバー作ろう会です。
今回は、サーバー作ろう会のこれまでの活動についてご紹介したいと思います!

サーバー作ろう会の成り立ち

自作PCを作ったことが無い!サーバーを立てたことが無い!「「サーバーを1から作りたい!!」」という思いからサーバー作ろう会は始動しました。

話し合い

ミーティングでどんなサーバーにするかを話し合いを行い、メールサーバーやら、研修用のサーバーやら「あれもしたい。」「これもしたい。」ってアイデアがたくさんあがったので、VMにして、練習がてら全部やってみるか!ということになりました。

お買いもの

5月の末に最低限サーバーを作るために必要なパーツの洗い出しを行い、後日の休日に秋葉原へ買い出しに行きました。
午前中に集合してサーバーのパーツ選びをし、約2時間ほどでパーツ選びが終わってしまったが、ひとまず購入は午後にすることにし、秋葉原散策へ!
街をブラブラし、昼食を食べ、食後の運動にゴルフの打ちっぱなしへ行き、運動後にはデザートを食べるという充実した休日を送り、秋葉原へ来た目的が散策だったのではと思うほどでした。

1通り満喫した後再度PCショップへ行き、サーバーのパーツを購入し、解散となりました。

組立て!

パーツ購入時に組立て手順の説明書をもらっていたため、簡単だと思っていたが、いざ組立ててみると説明書を見てもケーブルをどこに差せばよいか分らないことがあり、四苦八苦しました。

なんとか組立ては完成したのですが、電源が入らない。。。
パーツ購入時に店員から組立てをして動作確認もできると聞いていたが、色々調べてみると電源ボタンが足りなかったことが判明!!
急遽、電源ボタンを買いに行き、取り付け、電源ボタンを押すと無事起動し、セットアップ画面が表示されてホっとしました。

PCケース考案!

パーツの組み立てが終わったので、次はケースだ!ということで、PCケースの案出しを行いました。
水槽型や、ロボット型、おかもち型など独特な案が出ましたが、最終的に水槽案に落ち着きました。

Xen(ゼン)インストール

Xenを入れて仮想環境を構築して、CentOSを入れてみようということになり、まずはXenをインストールしました。
インストールの手順については、別の機会に紹介したいと思います。

私は電源ボタン担当として任務にあたっていました。

最後に

この後は、PCケースの設計と作成、GitサーバーやDBサーバー等のサーバー構築などを実施しました。
その作業の様子については、今後のブログにて紹介していきたいと思います。

参考書を攻略したい

「今年の夏は何をして過ごしましたか?」と聞かれたら、
「だいたい帰宅後に水を飲んでいました」と答えることになりそうな松本です。
水分補給は大事です。はい。

さて、そんな熱中症知らずの松本宅の本棚には、買ったはいいけど読んでない本、いわゆる積み本が、文字通りバンバン積み上がっております。
一応手をつけてみたものの、いまだに読み終わっていない本もしっかり並んでおり……。
どうやら水を飲むのに集中していて、本を読めていなかったみたいですね……?(大嘘)

参考書、どう読んでいますか?

最近になってぼちぼち読み始めてはいるのですが、どうしても手が止まりがちなのが参考書。
特に、基本情報技術者試験の参考書は読みかけのままストップ……。
肝心の試験には春に合格したこともあり、彼らとはますます疎遠になっている気がします。
参考書とは、大学まではほとんどお世話になっておらず、研修の時は問題に行き詰まった時に読むもの、という扱いをしていたため、実はあまり馴染みがない種類なのです。

私の手が止まってしまう理由は、大きく2つあると思っています。

一つ目は、実際に業務で行なっている自分の作業に結びつけられていないため、単純にモチベーションが上げられないことです。
数学で難しい数式を見て「将来なんの役に立つんですか?」ってやってる学生と一緒か!という話ですね……( ˘ω˘ )
現場の誰かに聞くなど、自分でコントロールしていく方法はいくらでもあると思うので、ここでは割愛します。

二つ目は、参考書の読み方です。
例えば小説などは、読めない漢字や、一回で理解できない部分があった時に、流して読み進めても影響が少ない場合があります。
前後の文脈から、登場人物が何をしているとか、何を見つけたとかを、なんとなく察することができるからです。

一方で参考書(特に私が持っている試験の参考書は…ですが)、序盤で出てきたことの組み合わせや応用を繰り返していくことが多いです。
つまり、手前の内容がちゃんと理解できていないと、その先もまったく理解できない!という場合が、往々にして起こり得るということですね。
分からないな…と思った部分を、なんとなく、察する、で流すわけにはいきません。

とにかく理解するしかないのだけれど

2年目松本、これがネック。
試験勉強の時は割り切って『理解してから進んで、また理解してから進んで』を繰り返していましたが、結局読み終わらず積み本の仲間入り。
試験対策の本だから受かればいいという意見もあるとは思いますが、せっかく金出した基本情報でやる内容がこれから役に立たないわけがないので、なんとか読み切りたいところです。
ですが、昼間に仕事をしている以上、作れる時間にはどうにもこうにも限界があります。

ゲームですら、経験値を積んでレベルを上げないとスキルが獲得できない世界ですし、
経験値の浅いペーペーの分際で、参考書をサクッと読みたい!というのは、やはり高望みでしょうか……。

おわりに

参考書を読むときに、自分が理解しやすい方法を確立している方もいるでしょう。
一回さらっと読んで全体を把握してから、分かりにくいところをもう一度読み直している方もいるかもしれません。
そもそも、読み物としてではなく、困った時にだけ辞書のように使っている方もいると思います。

皆さんはどのようにして参考書と付き合っていますか?
よかったら教えてください(*^^*)

未来を妄想する

お久しぶりです。黒田です。
特にエ○くないです。
※わからない単語はググってください。

麻雀編

沖本瞬(麻雀漫画『天牌』の主人公)は言いました。
「卓上に並べられた捨て牌のたった1個の切り順前後 それに対局者の息遣い1つでさえ打牌は変わってくるもんなんですよ」

麻雀中は未来を妄想することの連続です。
「対面の捨て牌が脂っこいな。そろそろリーチかかるかも。安全牌持っておこう。」
「俺がリーチしたら下家はベタ降りしそう。そうなるとアガリ確率相当下がるからダマにしとくか。」
「上家のソワソワ感ハンパない!国士テンパったっぽいからヤオチュウ牌はもう切るの止めよ。」

麻雀は自分や他家の動きに四人それぞれがどのように対応するかを妄想し、自分に最も期待値が高い選択は何なのかを考え実行することをひたすら繰り返すゲームなのです。

競馬編

競馬が馬の絶対能力だけで着順が決まるようなゲームなら恐らく誰もやらないでしょう。

「この馬は来月のG1勝つことが目標だから、今日の前哨戦は勝ちにこだわらないだろう」
「このメンバーならあのジョッキーが絶対逃げるだろう」

馬の能力や適性に加えて、オーナーの思惑(少しでも多くの賞金を得たい)や調教師の思惑(怪我せずに長く活躍してほしい)、騎手の腕や性格を加味し、レース展開を妄想した上で上位に来る馬を予想して馬券を買います。

仕事編

仕事中も未来を妄想することの連続だと考えています。

「この報告書を上司のAさんが見たら、○○のような指摘を受ける可能性があるな。その点を修正しよう。」
「この見積りをお客さんのBさんが見たら高いと言うかもしれないが、Cさんだとこんなもんだよねとなるかもしれない。先にCさんに見てもらおう。」

社内・社外問わず、プロジェクトの目的、関係者の立場や性格などから未来を妄想し、自分の目的を達成するために資料の中身を熟考したり、必要なコミュニケーション(報告、確認、質問、依頼など)を取ったりすることで、仕事の質を高めることに努めます。
仕事は特に理不尽なことが起きやすいので、そういったことから目を逸らさずに妄想することがとても重要と考えています。

最後に

自分だけでなく周りの人のことも含めて考えないと、未来を妄想することは難しいと思います。
シベスピでは未来妄想の練習をする機会が仕事以外の場でも溢れています。
さあ、他にないか!

自分の力はどんなもの?

久しぶりにブログを書かせてもらいます、鎌野です。

暑いですね。
この記事を書いているときは、ちょうど夏真っ盛りということもあり、
部屋ではクーラーをつけないと体がとろけそうです。
夏といえば、甲子園。
テレビをつけると高校野球が中継されており、これを見ると夏だなぁと
感じる人も多いと思います。
こんなことを思うとは、もういいおっさんですかね。

スポーツにおいて自分の実力を把握しておくことは非常に大切です。
自分の実力を把握することで、体力配分や戦略・駆け引きの判断材料と
なります。

仕事においても同じことが言えます。
自分の実力を把握することで、スケジュール調整や自分にできるかどうかなどの
判断材料となるからです。

自分の実力を把握するためには

自分の実力を把握するためには、どうすればよいでしょうか。
私の提案する方法としては、「時間を計る」です。

1つの頼まれた仕事に対して、まず自分ならどれくらいでできるか予測しましょう。
そこでの予測は、余裕を持たせた予測ではなく、ギリギリの時間で予測してください。
これは、自分の実力を計るだけなので余裕を持たせた予測は必要ありません。

次に頼まれた仕事をこなしてください。
ただし、時間を計っているからといって焦って仕事はしないでください。
いつも通りでお願いします。

仕事が終わったら、自分の予測した時間と実際に作業した時間でそれくらいの
開きがあるかを確認してください。

この方法では、下記のことがわかります。

  1. 頼まれた仕事の難易度と量であれば、自分ならどのくらいの時間でできるが把握できる。
  2. 自分が理想としている実力と現実の実力に差があるかが把握できる。

自分の作業スピードの把握

自分の作業スピードの把握をすることで、まずは自分なりの物差しとなります。
他の作業を振られたときに、その物差しを使ってどれくらいで完成できるかを予測することができます。

ただ感覚でどれくらい時間がかかるというよりも、時間を計った作業がこれくらいの時間だから
今回頼まれた作業はこれくらいかかりそうだ、と考えたほうが正確かつ理論的になります。

自分の理想と現実

1.予測した時間 > 作業時間
作業に対して、見積もりが甘くありませんか。
自分の実力が思った以上に高かったことはいいことです。
ですが、それに見合った見積もりができていません。
見積もる力をつけるようにしていきましよう。

2.予測した時間 = 作業時間
作業の時間配分や今の自分のことを把握できています。
他の違った作業の時も、どれくらいなのか計ってみるのもいいかもしれません。

3.予測した時間 < 作業時間
どうして遅くなってしまったか考えましょう。
原因があるはずです。
そもそも、最初の予測時間の見積もりが甘かったのか。
それとも、作業中に思った以上に時間がかかることがあったのか。
こうして原因を理解・分析することで、次につなげる工夫ができます。
このようにして仕事の質を高めていきましょう。

自分の振り返り

今回は私なりの一例を挙げさせてもらっただけで、
他にも自分の実力を計る方法はいくつもあると思います。

自分を知ることで、対策も立てることはできます。
自分を知っているからこそ、他のメンバーの凄さなどもわかるかもしれません。

これを機会に、今の自分の正確な実力を計ってみてはいかがでしょうか?
何か新しい発見があるかもしれません。
これを見ていただいている方の今後に生かせてもらえればうれしいです。

肘の痛み

こんにちは。北海道から東京に出てきて2度目の夏を迎えましたが、東京のうだるような暑さとクーラー冷えた室内の温度差で夏バテ気味の船場です。
さらに今年の夏は、夏バテの他に身体に異変が。。。
それはとある業務中にやってきた左肘の痛みです!
はじめはピリピリと痺れる感覚で、肘を長時間机についていたから腕が痺れたのかと思っていましたが、時間が経つにつれ徐々にズキズキと痛み出し、遂には机に左肘をつけられないほどの痛みに変わっていったため、応急処置で左肘の下にハンドタオルを敷き、その日は凌ぐことに。。。
左肘を机につけなければ痛みや違和感もなかったので、業務終了後は特に気にならず、明日になればまたいつも通り作業ができるだろうと思っていました。

次の日職場に着き、いつも通り業務を開始すると「思ってたとおり、肘痛くない!」と思いましたが、ものの30分程で左肘が痛み出してしまい、またハンドタオルを左肘の下に敷いて凌ぐことになってしまいました。。。

対策

帰宅後にネットで検索してみると、「肩こり」、「腰痛」、「肘の痛み」、「手首の痛み」等々パソコン仕事をされている方々の健康の悩みがヒット!
いろいろと調べてみると、どうやら私の左肘の痛みは、椅子の高さが合っていなかったことと、体からキーボードが離れすぎていたことが要因になっている可能性が高いことがわかりました。
椅子の高さは、肘を90度以上にして腕が机に乗るぐらい。キーボードは机に腕を乗せたときに自然に手が届く位置に配置されているのが良いという内容の記事が多かったため、実践してみました。

すると、肘への負担が減ったことが感じられました。1度肘の痛みを発症してしまったせいか多少痛む時はありますが、日が経つ連れ痛みの強さも弱まってきています。
今回の肘の痛みで、姿勢を正して作業することの大切さを感じました。

皆さんにも姿勢には気をつけて、健康を維持していきましょう。

【C#】YouAreAnIdiot【Windowsフォームアプリケーション入門】

御託

最近生まれて初めての胃腸炎をやりました。フラフラしながら吐いたのは大昔インフルエンザをやった時以来でしょうか。冷凍ささみのせいかと思いましたがそれなら食中毒だろという気もするので結局原因不明でした。

さて、このWindowsフォームアプリケーション入門では、毎回何かしらのアプリケーションを作りながらFormアプリケーションの作り方を学んでいくのが目的ですが、今回はFormの中でもよく使うけどちょっとややこしい動きをする「Timer」を使っていきます。懐かしのブラクラ「YouAreAnIdiot」モドキを作りながらやっていきましょう。

概要

Timer(System.Windows.Forms.Timer)は、一定時間ごとにイベントを繰り返し発生させるコンポーネントです。イベントにメソッドを割り付けることにより、一定時間ごとにメソッドを実行できるようになります。要は一定間隔で関数を繰り返し実行させることができます。

プログラム

おなじみプロジェクト作成後の画面になります。(デフォルトのウィンドウサイズが大きくなってましたがPCをWindows10にしたのが関係してるのでしょうか)


ウィンドウサイズを調整した後、「ツールボックス」から「Label」を選択してフォームに貼り付け、下記のプロパティを設定します。

プロパティ名 設定値 概要
Name lblFace 変数名になります。
AutoSize False ラベルのサイズを手動で調整可能にします。
BackColor White 背景色を白(#FFFFFF)にします。
Dock Fill ラベルをウィンドウ全体に引き伸ばします。
Font Wingdings, 128pt 絵文字用のフォントを使用します。
ForeColor Black 文字色を黒(#000000)にします。
Text JJJ 絵文字フォントの顔に相当する文字を指定します。
TextAlign MiddleCenter 文字を中央に表示します。


ツールボックス」から「Timer」を選択してフォームに貼り付けます。


デザイナの下部に「timer1」と表示されるので、下記のようにプロパティを設定します。

プロパティ名 設定値 概要
Enabled true タイマーの有効にします。
Interval 1000 タイマーを実行する間隔(ms)です。


デザイナの下部の「timer1」をダブルクリックするとコードエディタに移動し「timer1_Tick」関数が追記されるので、下記のようにコードを記載します。

private void timer1_Tick(object sender, EventArgs e)
{
    // メソッドを実行するたびに顔文字の色を反転させる
    if (lblFace.BackColor == Color.Black)
    {
        lblFace.BackColor = Color.White;
        lblFace.ForeColor = Color.Black;
    }
    else
    {
        lblFace.BackColor = Color.Black;
        lblFace.ForeColor = Color.White;
    }
}


実行すると次のような感じになります。

御託2

正直これだけだとTimerの利点があんまり見えないなと作ってから思いました。一定周期で最新の情報を取得したりするほうがよく使用されるでしょうか。いろいろ触ってみて便利な使い方を見つけて貰えば良いと思います。(丸投げ)
便利なTimerですが、実はこれに機能を盛り込みすぎるのも危険です。

Timerを使用する際の注意点

Windowsフォームアプリケーションは「イベントドリブン」、簡単に言うとボタンクリックなどのユーザー操作によって処理が行われる形式となっています。これによりイベント時(ボタンクリックなど)に実行される処理の時間が長いと、処理が終わるまでフォームがフリーズしてしまいます。
Timerもボタンクリックなどと同様にイベントを発生させ処理を実行しています。なのでTimerでも時間のかかる処理を行うと、その処理中はフォームがフリーズしてしまいます。

またTimerの動きは「処理が終わるたびに一定時間待機し、次の処理を実行する」のではなく、「一定間隔ごとにイベントを発生させる」です。つまりTimerで行っている処理が終わっているかどうかは関係なく、一定時間ごとにどんどん処理を実行します。これは「実行間隔 > 処理時間」の時は良いですが「実行間隔 < 処理時間」になると、処理が終了したあとすぐに次の処理が始まることとなり、フォームがフリーズし続けることになります。(スレッドを作成しているわけではないので、処理を実行中にまたその処理を実行するということにはなりません)
Timerに限った話ではないのですが、時間のかかる処理は別スレッドで実行(BackGroundWorkerやasync/await)するなど、フォームがフリーズしないように注意する必要があります。(マルチスレッド化は奥が深すぎるのでここでは触れません)

おわり

今回はTimer(System.Windows.Forms.Timer)を使用しました。便利さよりも厄介さがにじみ出る記事になっていますが、それだけドツボにはまりやすいコンポーネントということです。Windowsフォームアプリケーション初心者やプログラミング初心者は、スレッドやイベントの区別がついていなかったり、特に考えずコンポーネントを使用するのでなおさらです。
実はTimerにはいろいろな種類があり、それぞれメリットデメリットがあるのですが、それはFormアプリケーション入門以外の所でできればなと思います。

次回もFormでよく使うコンポーネントで何かしらを作っていきます。(つまり考えてない)