株式会社シベスピ 従業員ブログ

シベスピの社員ブログ。技術・想い・経験沢山書いていきます!

エアコンとアザラシの赤ちゃん

はじめに

お疲れ様です。佐藤(真)です。
初夏に差し掛かり、暑い日と寒い日の寒暖差が辛い時期となっておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
このような時期は、エアコンをつけて快適な温度で過ごしたくなりますね。
本記事は、そんな日に考えていただきたいことについて書こうと思います。

タテゴトアザラシ

皆さんは、エアコンをつけるときに何を考えていますか?
僕はエアコンをつける時、いつもカナダ・ケベック州、マドレーヌ諸島沖で暮らすタテゴトアザラシの赤ちゃんの事を考えています。

アザラシの赤ちゃん

マドレーヌ諸島は有名なタテゴトアザラシの繁殖地の一つであり、
繁殖期の2~3月には近くでその姿を見ることができる観光ツアーも行われています。
海氷の上で生まれたアザラシの赤ちゃんは、1~2週間で泳ぎや魚の取り方を覚えます。
この間は、ほとんどの時間を海氷の上で過ごしているため、
タテゴトアザラシにとっての海氷は私たちにとっての地面のような存在です。
しかし、近年では気温の上昇による海水の温暖化などの原因で海氷の破壊が進んでおり、
海氷の減少に比例して、大人になれる個体数はどんどん減少しているという論文が発表されています。
一説では、この海氷域面積の減少と地球温暖化には関連性があると言われています。
そのため、地球温暖化を防止することが遠く離れたアザラシ達の命を守ることに繋がっているのです。

自分達にできること

地球温暖化を防止するためにできる最も身近なことは、電化製品の使用を制限することです。
しかし、現代ではエアコンをはじめとした電気製品は私たちの生活に欠かせないものとなっており、
完全に生活から排除することは不可能です。
そのため、エアコンの温度を快適な温度から1~2度増減させたり、
使用頻度の少ない電化製品を片付ける等の対策から始めてみてはいかがでしょうか。
また、家具を買い替える時に省エネの項目をチェックしてみるなど、
暮らしの中でできる工夫は様々なところにあります。

終わりに

僕はアザラシが好きです。
地球温暖化を防止するということについては今まで何度も耳にしていましたが、
実際に意識することはあまりありませんでした。
しかし、自分の行動が遠く離れたアザラシの赤ちゃんに影響を及ぼしているかもしれないと考えると、
多少の不便は我慢しようと思えるようになりました。
この問題は、アザラシだけではなく他の生き物、そして未来の子供達にも関係しています。
大切なことは一人一人が地球温暖化を防止するためにできる対策を取ることだと思います。
ぜひ、僕と一緒にアザラシの赤ちゃんを守りましょう。

追伸

日本では現在タテゴトアザラシに会える水族館はありませんが、
他種類のアザラシに会える水族館はたくさんあります。
身近な種類の中では、ゴマフアザラシが日本では有名なのではないでしょうか。
ゴマフアザラシを飼育している水族館は日本中に点在しており、
関東でも様々な水族館でその姿を見ることができます。
僕はまだ行けていませんが、そのうち水族館巡りをしてみたいです。
興味のある方は是非足を運んでみて、実際のアザラシに会ってみるのも良いのではないでしょうか。