株式会社シベスピ 従業員ブログ

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業務を円滑に進めるために「言葉を揃える」ことの重要性について

日々の業務の中で、ちょっとした認識のズレからトラブルが生じた経験はないでしょうか?
IT業界のように専門用語が多く、複数のメンバーやチームで協力して業務を進める現場では、「言葉を揃える」ことの重要性がとても大きくなります。
今回は、「言葉を揃えること」が業務にもたらす効果について、3つの観点からご紹介したいと思います。

1. 「言葉を揃える」とは?

「言葉を揃える」とは、チーム内やクライアントとのコミュニケーションにおいて、同じ意味で同じ言葉を使うということを指します。
ITの現場では、同じ用語でも人や現場によって解釈が異なることがよくあります。たとえば「リリース」という言葉一つをとっても、「テスト環境に反映すること」と解釈する人もいれば、「本番環境への公開」と捉える人もいます。
こうした用語の揺らぎは、小さなようでいて業務全体に大きな影響を及ぼしかねません。
そのため、使う言葉の意味をすり合わせ、認識を統一しておくことが重要です。

2. 言葉を揃えることの3つのメリット

(1)作業の効率化につながる

 IT業界では、社内だけでなく、パートナー企業や外部ベンダーと一緒にプロジェクトを進める場面が多々あり、異なる会社やチームのメンバーが関わることで、使っている言葉が微妙にズレてくることがあります。
 たとえば、あるメンバーが「仕様書」と言ったときに、詳細設計書を指しているのか、画面設計書なのか、要件定義書なのか…曖昧なまま会話が進んでしまうと、後になって「話が違う」ということにもなりかねません。
 こうしたトラブルを防ぎ、作業効率を高めるには、言葉の使い方をあらかじめ揃えておくことが非常に有効です。共通言語ができることで、意思疎通がスムーズになり、認識の齟齬による手戻りも防げます。

(2)クライアントとの信頼関係を築ける

 プロジェクトを成功させるうえで、クライアントとの良好な関係づくりは欠かせません。
 要件ヒアリングや仕様説明の場で、相手が理解できる言葉で説明することは、信頼を得る大きな一歩となります。
 専門用語を多用しすぎると、クライアントが理解しづらくなり、説明の意図が伝わらないこともあります。だからこそ、相手に合わせた言葉選びを意識することが重要です。
 相手がイメージしやすい言葉に置き換える工夫も、言葉を揃えるうえで大切なポイントとなります。

(3)ドキュメントの整合性が保たれる

 プロジェクトには多くのドキュメントが付きものです。設計書、議事録、マニュアルなど、さまざまな文書がチーム内で共有されます。
 こうしたドキュメントにおいても、用語の統一がされていないと混乱を招きます。
 たとえば、同じ操作を「ダウンロード」と記載していたり「取得」と書いていたりすると、どちらが正しいのか迷ってしまうことがあります。
 このような小さな違いが積み重なると、読んだ人の理解を妨げ、ミスの原因にもつながります。
 言葉を揃えることで、ドキュメント全体の整合性が保たれ、誰が見ても分かりやすい資料になります。
 社内だけでなく、将来的にその資料を引き継ぐ別のチームにとっても、非常に有用です。

3. 最後に

言葉を揃えることは、チームのコミュニケーションを円滑にし、クライアントとの信頼を築き、ドキュメントの質を高める、すべてに通じる基本的な取り組みです。
特にIT業界では、専門用語が多く、意味が広く取れる言葉も多いため、共通の理解を持つことは不可欠です。
日々使っている言葉を一度見直し、チーム全体で「共通の言語」を作ってみてはいかがでしょうか。