株式会社シベスピ 従業員ブログ

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局所解からの脱出【対策編】

こんにちは。
前回の「局所解からの脱出」の続きです。
chivsp.hatenablog.com

少し復習

前回の記事では、「あなたの生活は局所解に陥っていませんか?」というテーマで、スマホで見るおすすめ記事やECサイトでおすすめされる商品が偏ったものになっていき、新たな知見を得にくい社会になりつつあります。というお話でした。
新たな知見を得るための個人的対策を紹介します。

対策

人と会話する

最も有効な対策です。やはり他人というのは自分の知らない多くの情報を持っています。年齢や性別・職業などが違うとより良いでしょう。ドイツの鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルクの格言でも「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とあります。 人の経験というのは、歴史です。あらゆる人の経験を歴史として取り込んでしまいましょう!

本屋に行く

「本を読む」ではなく、「本屋に行く」です。最近は電子書籍も充実していますが、電子書籍や「本を読む」だと自分の興味のあるもののみを選んでしまうので、何も決めずに本屋に行き、まったく興味のないジャンルの本棚の真ん中の本を無作為に選んでみましょう。(正直、最初はかなりつまらないです。)
全く興味がないものが苦痛であれば、昔興味あったけど、なにもせず終わっちゃったジャンルなどもよいと思います。

いつも通らない道で帰る

毎日同じルーティンで帰宅していると、新たなお店など発見できません。少し遠回りでも違う道にしてみると、気分転換にもなります。

スマホを持ち歩かず、外出する

スマホがあれば、最短距離で目的地に行けたり、近くの有名なお店を探したりできますが、自分で考えて行動する機会が減ります。キャンプや旅行すらスマホを持たずに行けるようになれれば、かなり上級者です。
これは、新たな知見を得るというよりは、自分の中で新たな知見を編み出すという感じです。

匿名掲示板に参加する

俗にいう〇chです。まとめサイトなどは、管理者が取捨選択してしまっているので、偏った意見のみ表示されている可能性があります。できるだけ元の掲示板で参加するとよいでしょう。匿名掲示板のいい点は、発言者のバックグラウンドが見えないことです。バックグラウンドが見えないので、頭の中で「どういう人か」を保管したりせず、フラットに文章を見ることができます。ただし、その情報が正しいかどうかは判断しなくてはなりません。

何の役に立つか

今更ですが、果たして新たな知見を得ることが何の役に立つのか、と思う方もいらっしゃるかと思います。正直分からないです。
ただ、観測選択バイアスと同じで、役に立った時の知見があったからこそ「役にたった」と言えます。知見がない場合は、「こういう知見があればよかった」と思うことすらできません。

最後に

生きていくうえで、どういう知見があれば良いのかは誰にもわかりませんが、様々な経験・知見を持っていると、楽しい人生になると思っています。
一番悪さをしているのは、スマホです。身に着けない時間を設けるだけでも何か変わるかもしれません。
ぜひお試しください。