久しぶりのブログ更新となります、大畠です。
寒さが厳しい季節になってきました。
元々朝に弱い私ですが、ここのところはあまりの寒さに起きても布団から出ることができず、暖房で部屋を暖めてからでないと起きることができない毎日です。
空気が乾燥するのであまり良くないとは思いつつ、加湿器の購入を考える日々です。
さて、時候の挨拶も済んだことで、今回は自分の趣味と絡んだことを話そうと思います。
読書のススメ
2019年も残りわずかとなり、シベスピでは27日が仕事納めとなります。
その後には年末年始の休暇ですが、ひとによってそれぞれの過ごし方があると思います。
長い休みを利用して勉強にあてるのも非常に有効かと思います。
後で読もうと思っていた参考書や、気になっていた分野をまとめてインプットするのに、都合の良い期間かと思います。
ですが、長い休みといっても本を読み切るのはせいぜい1~2冊程度。
興味のある参考文献を手に取っても、最初の10ページほどでなんか思っていたのと違うと感じてしまい、飽きもでてしまいます。
読みたいけれど、本がつまらない。貴重な休みを有効に使いたいけれど、手早く本の知識を吸収したい。
そんな考えを持つ方には、速読が有効かと思います。
本の読み方
速読とは、そのままの通り本を速く読む方法です。
1冊の本を短い時間で繰り返し何度も読んでいく事で全体の要旨を把握し、本のメッセージを読み取っていきます。
読み始めて5分で眠くなる本も、10時間以上も読むのにかかっている本も、この方法ならばほとんどが読み終えることができると思います。
手軽で万能な読書法にも思えますが、集中力は必要で、ポイントをおさえて行わないと結局は無駄にもなりかねないので、訓練が必要となります。
用意するのは以下のものです。
・読む本…これがないと始まりません。
・ノート…メモ用。
・シャーペン…ボールペンでも可能ですが、書いたものを消せると良いかもしれません。
・ポストイット…図書館から借りた場合など、本を汚せない代わりに便利です。
用意ができたら、いざ実践です。
今回は300ページほどの本を想定して書いていきます。
読書1回目、1冊を5分で読む
速読の目的は本に書かれた要旨を正確に早く読み取ることです。
作者のメッセージは結論部分になる最後の方に入っていることが多いのですが、その前までを読んでいないと何が言いたかったか分からないのが殆どです。
なので、最初から本を読み進めて行くのですが、時によっては気分がノらなかったり、怠かったりして、読む箇所によってはムラがあり、時間がかかってしまったり、作者のメッセージを読み飛ばすことになります。
速読ではそのムラをなくすため、短い集中で一気に読み進めて行きます。
なので、1回目の読書にかける時間は5~10分。文章や図式などを絵としてとらえ、全体の構成を読んでいきます。最初は感覚がつかみにくいかもしれませんが、1ページ1秒のペースでめくっていき、見出しや太字になっている箇所、ハイライトを記憶していきます。
読書2回目 20分で読む
1回目で全体のページに目を通したら、もう一度最初のページに戻ります。
この時、本の内容はなにも頭に入っていないと思います。とりあえずたくさんの文字と、たまに図式があったり、見出しがちらほらとあった、としか覚えていないと思います。
その状態で再度同じ本の読書をします。
2回目の目的は気になる部分をメモすることです。
各章ごとに読む本人が重要だと思う箇所を見つけていく作業になります。
全体を1回目より少し長くした時間を設けて読書をしていくわけですが、まだ時間も短いので流し見程度にページをめくり、参考になる箇所をペンで囲ったり、ポストイットをつける等をします。
参考になるか分からないけど、重要だと思う箇所はノートに模写しておくと、良いと思います。
読書3回目 60分で読む
2回目が終わった後、続いてまとめ作業となる重要箇所の通読をしていきます。
本人がメモした内容や、本にチェックした箇所を読み、頭の中でメッセージを組み立てていきます。もしまだ纏まらないようだったら、再度本をチェックし直します。
纏まった内容はノートに記しておき、自分なりの本を読んだ感想を記します。文書として書くことが大事で、「良く分からなかった」としてもそのまま書きます。
以上が、速読の基本となります。
ひとによっては、2回目や3回目の間に長時間の休憩をはさんで、その間に頭の中でまとめ、その後でノートにまとめるという方法もあります。
読み方はひとそれぞれ
速読することでたくさんの本を読むことができますが、ひとによって読み方は様々だと思います。
私の場合は参考書を速読し、同じ分野を続けて3冊ほど読みます。参考書は高いのでほとんどが図書館から借りていますが…
一方で小説は普通の読み方をし、言葉の選び方や物語のテンポを楽しみます。
本は読まない限り内容を知ることができないので、自分にあった読み方で楽しんでいくのが良いかと思います。
参考文献:
『読書の技法』佐藤優
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『あなたもいままでの10倍速く本が読める』ポール R.シーリィ
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